日常

脳内垂れ流し系ブログ

作品

ふと姉の結婚式を思い出した。

式場に入ったことはなかったが、神殿を思わせる大理石様の台座や空中に散りばめられたクリスタルが、どことなく神聖な雰囲気を醸し出していた。会場や式の流れなどの全てを2人で考えたのだから、本当に苦労したのだろうな。2人とも働きながらこなすって想像つかないほど大変なのだろう。

印象的だったのは披露宴だった。2人ともが好きなラブライブ!のキャラのカラーを模したウェルカムドリンクが用意されていた。披露宴中の曲は姉が好きなアーティストのもので、2人で考えたパフォーマンスが会場を沸かせていた。結婚式とはそこまでの人生の作品だなと僕は感じた。2人の生い立ちからここまでの人生が語られ、それに関係あるもので形作られる様を見ることができた。

26歳でこんな完成形を出せる気がしない。感動と劣等感と期待と不安が入り混じって、溜息が出た。人生の賞味期限が近づいている様な気がする。自分が思う綺麗な作品が作れるには、もう、あまり時間がないのでは。